先日、大原からから一宮方面に向かう途中の東浪見付近で「玉前神社 元宮」という看板を見かけたので、今日改めてその地に向かうことにしました。
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玉前神社といえば房総エリアのパワースポットで、主祭神は日本最初の天皇 神武天皇の母 玉依姫(タマヨリビメ)です。
玉依姫は海神(ワタツミ)と呼ばれる海の神様の娘で、海から上がられた際に身体を洗われたとされる場所がこの神洗神社だそうです。
現在の玉前神社はJR上総一ノ宮駅から徒歩5〜10分ほど内陸に位置しており、海からとなると2〜3kmほど離れています。
当時の海岸線がどこだったかはわかりませんが、海からちょっと遠いいよなぁと思っていたので、より海に近い神洗神社付近に上陸したとなれば納得できます。
これが玉前神社 元宮と言われる所以なのでしょう。
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東浪見付近の細い道を内陸に入り右に大きく曲がったところにひらけた場所があり、右手に鳥居が見えます。
ここが神洗神社
小さなお社と祠が置かれているだけのこじんまりとした神社
鳥居の左手には池があり、神様たちがここで身体を洗われたそうです。
神々の時代の風景を想像し、この地に上がってきた神々が身体を洗っている様子を思い浮かべておりました。
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看板には以下のように記されていました。
神洗神社と神洗池
上総国一ノ宮玉前神社の元宮というべき社で玉前神社のご神祭 玉依姫命と鵜茅葺不合命、豊玉姫命と日子火々出見命をお祀りしている。
神代の昔、ご祭神が海から上陸された時その身体を洗われたと伝えられる池が参道左に見え神洗池と称されている。
昔は賑やかな祭典が行われていたと伝えられており、現在は月と日がほぼ同時刻に昇る旧暦の元旦に例祭を、また玉前神社例祭の九月十三日にも祭典を執行している。
なお、この社地は地元在住の鵜澤 平氏より平成六年に奉納を受け、さらに社殿は平成十七年に玉前神社氏子有志によりほうのうされたものである。
平成十七年 玉前神社社務所