マインドフルネスはじめました!脳波測定メディテーションツール MUSE(ミューズ)導入

マインドフルネスとは?

巷ではマインドフルネスなるワードが飛び交っておりますが、なんとなくわかるんだけど、その実態はつかめておりません。

Wikipediaで調べてみると「今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である。瞑想およびその他の訓練を通じて開発することができる」とあります。
よくいわれている「今、この瞬間をありのままに捉える」というやつですね。

と、いわれてもよくわからないのが正直なところ(笑)

先日読了した「サピエンス全史」の後半にもう少しわかりやすい一文があったので引用します。

サピエンス全史 第19章 「文明は人間を幸福にしたのか」

人間は、あれやこれやのはかない感情を経験したときではなく、自分の感情はすべて束の間であることを理解し、そうした感情を渇愛することをやめたときに初めて、苦しみから解放される。それが仏教で瞑想の修練を積む目的だ。瞑想するときには、自分の心身を念入りに観察し、自分の感情がすべて絶え間なく湧き起こっては消えていくのを目の当たりにし、そうした感情を追い求めるのがいかに無意味かを悟るものとされている。感情の追求をやめると、心は緊張が解け、澄み渡り、満足する。喜びや怒り、退屈、情欲など、ありとあらゆる感情が現れては消えることを繰り返すが、特的の感情を渇愛するのをやめさえすれば、どんな感情もあるがままに受け入れられるようになる。ああだったかもしれない、こうだったかもしれないなどという空想をやめて、いまこの瞬間を生きることができるようになるのだ。

なるほど。少しわかったような気になります(笑)

マインドフルネスのルーツ

このマインドフルネスという言葉はマサチューセッツ大学のジョン・カバットジン博士が立ち上げた、ストレス低減センター=マインドフルネスセンターが起源のようです。博士は禅やヨガを実践され、その経験をもとにストレスを低減させるためのマインドフルネス(瞑想)を用いた心理療法を行い、ストレス下での感情処理や免疫機能の肯定的な変化を科学的に実証する論文を発表されています。
最近ではGoogleやIntel、McKinseyといった企業でもマインドフルネスプログラムが導入され、社員のパフォーマンス向上に活用されるようになり、一般的に広まっていったようです。

東洋経済オンライン
グーグルが熱中するマインドフルネスの正体 心を落ち着かせ、ネットから離れてみよう
http://toyokeizai.net/articles/-/131902

禅・ヨガの瞑想法 → (ストレスに対する)効果の科学的立証 → 企業での活用 → 認知拡大

簡単に言ってしまうとこんな流れで広まってきたようですね。

瞑想 x 脳波の可視化

「瞑想」というと、ひとむかし前であれば、新興宗教やカルトなどを想起するワードでしたが、2000年ごろから世界的に広まったヨガの影響もあってか、かつてほど怪しさを感じる人は少なくなってきたように思います。
個人的には20代前半にニューエイジカルチャーの片鱗に触れ、そのルーツでもある仏教思想、瞑想や座禅などに興味を持ったものの、実践することもなく終わっていました。
余談ですが、いま房総フィールドでやっているパーマカルチャー的なことは、このころ見聞きしたことが多かれ少なかれ影響しているのかもしれませんね。

月日は流れ、マインドフルネスなる言葉が広まるなか、テクノロジーも進化を遂げ、比較的安価に脳波を測定し瞑想のコンディションを可視化してくれるデバイスが登場しました。それが今回入手した「MUSE(ミューズ)」というガジェットです。

禅や瞑想に興味はあるけど、なにから初めてよいかわからない僕のような人にはぴったりのアイテム!

脳波測定 EEG MUSE(ミューズ)

脳波測定ツール「MUSE」は数年前から知っておりましたが、価格が10万円前後とお高めで手を出していませんでした。先日ふと思い立って調べて見たらおよそ1/4まで価格が下がっており思わずゲットしてしまったのです!

「MUSE」はセンサーが着いたヘッドセット。これを頭に装着し脳波を電気信号としてキャッチ。その信号をデジタル化することで、脳の状態がどうなっているか(安静か活性化されているか)をスマホアプリ経由で可視化してくれます。

Bluetooth経由でスマホアプリに転送された脳波

「MUSE」のアプリにはトレーニングメニューがいくつかあり、長さを3分から20分まで選択できます(カスタムで任意に設定も可能)

脳波は「Active」「Neutral」「Calm」に分けられ、Calm状態の時に「鳥のさえずり」が聞こえてきます。逆にActive方面に振れると「風の音」が聞こえてくるのでコンディションを把握しながら瞑想することができます。

MUSEを始めたころのコンディション

ひとまず初めて見た結果はこんな感じでした。

Calm状態の時に聞こえてくるはずの鳥のさえずりは全く聴こえず、雑音のような風の音が吹き荒れておりました(笑)

↓↓↓

MUSEを始め1ヶ月ほど経過したときのコンディション

その後、1か月ほど試行錯誤しながら続けてみると

ある程度Calm状態を保持できるようになりました!

MUSEを使ってみて変化はあったのか?

自分でもまだよくわからないのですが、キャリブレーション中に呼吸を落ち着け、鼻からゆっくり吐き出したら少し止めて、また鼻から吸い込むというのを繰り返していき、意識せずに呼吸ができるようになるとCalm状態になる傾向があります。

まだムラはあるものの、コツはつかめてきた気がします。

で、なにか変化があったかというと・・・

まだよくわかりません(笑)

自分のコンディションを客観的に把握することができるようになったというのが、ひとまず成果かな!

  • B!