iPhoneのヘルスケアを使ってセルフメディケーション始める | 体組成計「Withings スマート体重計 Body Cardio」とスマートブレスレット「LETSCOM ID101HR」導入

2017年 明けましておめでとうございます。
昨年末からセルフメディケーションを始めました。年初一発目のポストがこんな内容ですが、この一年の大きなテーマになるので敢えて一発目に持ってきました。

なぜセルフメディケーションを始めたのか?

幸いなことに、いままで大きな病気もしていませんし、年に1度の健康診断でも経過観察項目はあれど、問題は見つかっていません。体質的に太れないこともあり、食べたい時に、食べたいものを、食べたいだけ食べており、健康管理とは無縁の生活を過ごしておりました。

しかし、そんな無自覚な生活をいつまでも続けるとどこかで歪みが出てしまうのではないかと思い、オルタナティブライフスピリットに基づき(笑)セルフコントロールする領域を「健康」まで広げてみることにしたのです。
そして健康のベースは「食」です。
昨年、ここ房総フィールドで野菜を作り始めましたが、これからは自分に必要な栄養素を含む野菜を意識的に作っていくようにしたいのです。

自分の生活をロギングし可視化することからスタート

自分のいまのコンディションがわからないと、何が課題なのかがわからず手の打ちようがありません。年に1度の健康診断(いわゆる半日ドック)も、どこまで信用して良いか判断がつきません。日々変化していく健康状態を1/365日のスナップショットで判断するのはあまりにも大雑把過ぎる気がしています。

幸いにもスマートフォンをはじめとした生体情報を収集してくれるセンサーデバイスが比較的安価に手に入る時代です。
僕が使っているiPhone(iOS)にも「ヘルスケア」というアプリがプリインストールされています。たまにアプリを整理しているときに開いてみると、その日の歩数と距離が記録されており「勝手にデータ収集しやがって、気持ち悪いなぁ」と思っておりました。

しかし、あらためて調べてみると、Apple Watchなどのウェアラブルデバイスから収集した生体情報、WiFi/Bluetooth機能を備えた体重計(体組成計)などとアプリ連携できたりし、統合的なヘルスケアプラットフォームとして使えそうです。

生体情報を民間の企業(Appleやアプリサービスを提供する会社)に事実上提供することになるので、最初は抵抗がありましたが、それで得られるメリットも多いはず。将来的にはセンサーデバイスで収集したビッグデータをもとに個人ごとに最適なアドバイザリーサービスを提供することも可能になります。

この手のコネクテッドテクノロジーの流れは不可逆的になるでしょうし、始めるなら早くから試してみる価値はありそうです。
まず手始めに始めたのがこの4つのアプリとヘルスケアの連携です。

体組成計を選ぶ Withings Body Cardio

まずはBMIなどが計測できる体重計を物色し始めました。そしたら体重、体脂肪率、BMIはもちろん、骨量、筋肉量、内脂肪レベル、基礎代謝などが計測できる「体組成計」なるものが今の主流であることを知りました。
*メーカーによって取得できるデータは異なります

ヘルスケアに連動できない日本メーカー勢

主力メーカーはオムロン、タニタ、パナソニック。各社それぞれ独自のスマートフォンアプリと連携するサービスを提供していますが、いずれもアプリのインターフェースが最悪(購入前に一通りいれてみました)さらに酷いことに、どれもiPhoneのヘルスケアに連携できません。

日本のメーカーはなにを考えているのでしょう?iPhoneユーザが多い日本で独自のアプリだけで満足する顧客がどこまでいるか真剣に考えているのでしょうか?それとも、なにか法的な制限でもあるんでしょうか?
因みにiPhoneの国内シェアは2016年9月時点で49.4%(IDC Japan調査)

http://iphone-mania.jp/news-131845/

さらに言えばプロダクトデザインもイマイチ。

検討したタニタ RD-906は計測項目は多いもののエヴァンゲリオン的なデザインが受け入れられません。
オムロンのHBF-254Cはシンプルでよかったのですが、インジケーターが説明しすぎ。
(オムロンのアプリ自体は比較的使いやすそうだったので、ヘルスケアに連動すればこれにしていたかもしれません)

こうやってガラパゴス化していったもの、覚えてませんかね?
機能をシンプルにしてマニュアルを読まずとも使えること、外部と連携することでシナジーを生み出していくことが、これからのプロダクトだと僕は思っています。

Withings BODY Cardioをチョイス

そんななか、フィンランド NOKIAの子会社Withingsが出している体組成計 BODY Cardio(¥20,807)はヘルスケアに連動しており、アプリも直感的なインターフェースで好感が持てます。プロダクトデザインもシンプルで部屋に置いておいてもストレスを感じません。充電もUSB経由で一度充電すれば半年間もつところも今っぽい(笑)

値段は少々高いですが、僕が調べた範囲でヘルスケアに連動できる体組成計はこれだけなので事実上一択
上にあげた2機種と比較すると、内脂肪レベル、基礎代謝、体年齢などが取得できませんが、脈波伝播速度を測定できるのはBODY Cardioのみ。

脈波伝播速度とは、心臓からの拍動が手足に届くまでの伝播速度を測定した指標で、速度が速い場合は高血圧や血管が硬化していることを表してくれます。
(後日書きますが、僕はこの値が高いことが可視化されました)

APP:Health Mate by Withings
https://itunes.apple.com/jp/app/health-mate-by-withings-bu/id542701020

スマートブレスレット LETSFIT ID101 HR

続いて、スマートブレスレットも購入

iPhoneユーザならApple Watchという選択肢もありますが、もともと腕時計をしないので邪魔になりそうなのと、そもそも製品自体にさほど魅力を感じていないので、機能を絞ったものを選択しました。

測定したかったのは心拍数

チョイスしたのは、比較的価格が安くシンプルなもので中華系メーカー LETSFITのID101 HR(¥3,999)
こちらもUSB充電式で1回の充電で約1週間ほど持ちます。心拍数の他に歩数、睡眠なども測れます。

APP:LETSFIT
https://itunes.apple.com/jp/app/letsfit/id1160560031

食べたものの記録とカロリー計算 MyFitnessPal

さらに食べたものを記録しながら1日に摂取したカロリー計算してくれるアプリを導入。
ユーザが登録した情報が豊富で、食べ物を入力し検索すれば成分やカロリー情報が取得でき、非常に使いやすいアプリです(もちろん食べ物の成分、カロリーを自分で登録することも可能)

正確にやろうとすると大変ですが、大雑把でも1日どれくらい摂取しているのか把握するのとしないのでは大違いです。

APP:MyFitnessPal(カロリーカウンター)
https://itunes.apple.com/jp/app/myfitnesspal-ti-gongnokarorikaunta/id341232718

睡眠状態のロギング Sleep Cycle alarm clock

これもヘルスケア関連アプリを探しているときに発見した、睡眠のリズムを計測し快眠度を測定してくれるアプリ。スマートフォンのマイクで拾った音と加速度センサーで寝返りを感知する仕組み。

さらに、寝る前に起床時間をセットすると、セット時間の30分前から眠りの浅いタイミングを見計らってアラームを鳴らしてくれます。

APP:Sleep Cycle alarm clock(睡眠アプリ)
https://itunes.apple.com/jp/app/sleep-cycle-alarm-clock-shui/id320606217

ひとまずこの4アプリとヘルスケアを連動しながら自分のコンディションを把握しております。
すでにいくつか課題が見つかっているのでそのレポートは後日改めて。

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