いつのまにか冬の国民服となったUNIQLOのヒートテック。極度の寒がりな僕も長年愛用しています。
2018-2019秋冬シーズンはファッションデザイナー Alexander Wangとのコラボレーションバージョンが登場しました。センター部分で縫製されてスキニーでスポーティなデザインに仕上がっています。
ウイークエンドをアウトドアで過ごすことが多い僕の衣類選びは、天気や気温の変化に対応しやすい服や靴を選んでいます。
一方、平日はスーツに革靴。でしたが、最近はデニムにスニーカーで仕事をしています。スーツを着込んで仕事をすると「やってる感」があるのは間違いないですが、基本的には社会通念に合わせるための鎧。スーツで生産性が上がるわけではありません。
雨の日に湿ったスーツやぐちゅぐちゅに濡れた革靴で過ごすときの不快感はサラリーマンであれば誰しも味わったことがあるとおもいます。でも、そんな気分で仕事に集中しようとしても無理なのです。もしその時にGORE-TEXの防水シューズとウェアを着ていたら不快な気分を味わうことなく仕事に集中できたでしょう。
最近思うのは衣類はより機能的になっていくのではないかということ。
環境も社会も変動が大きく、いつ何が起きるか分からない状況で機動力、対応力を上げていくことはサバイブする選択肢を広げてくれます。
特に急な気象変化に臨機応変に対応するには、着ていることを忘れられるくらい、暑さ、寒さ、不快感を感じずに行動できるのがポイントになります。
防水性・速乾性が高く、通気性・保温性があり、そしてなにより軽い服。靴であれば足への負担を軽減してくれる反発性の高いソールなどもあるでしょう。
思い返せばココ・シャネルがシャネルスーツを作ったのは、女性の社会進出に合わせ、動きやすい機能的な服を提供するためでした。
いまでは「ブランド」としての価値のみが残ったファッションの世界が次に目指すのは、テクノロジーベースの素材を使った機能性の高い服。そこに蓄積してきた美しさを融合させることのような気がします。
以前、バレンシアガのディレクターを務めたAlexander WangがデザインしたHeattechを着込み、ぬくぬくしながらそんなことを考えておりました。
UNIQLO
https://www.uniqlo.com/
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