#19 Red Rooster Trading Company Camano Coffee Mill

よほどちゃんとしたコーヒー専門店でも無い限り、店頭で売られている豆はいつ焙煎されたものかもわからず酸化している可能性も高いです。さらにそれをお店で挽いてしまったら豆がもつ本来の風味を楽しむことはできません。自分でコーヒー豆を焙煎し、淹れる直前にミルで挽くようになってからコーヒーの風味に敏感になってしまいました。「違いがわかる男」になってしまったのです(笑)

コーヒーの風味を決定づけるのは、ロースト(焙煎)、グラインド(粉砕)、ドリップ(抽出)の3工程。その2つ目の工程「グラインド」で登場するのがコーヒーミル。ミルにはカット式、グラインダー式、プロペラ式があります。コーヒー専門店ではカット式を使っていることが多く、家庭用だとグラインダー式かプロペラ式が一般的。ポイントは挽いた時の粒度が一定になること。その精度が高いのがカット式>グラインダー式>プロペラ式の順番になります。

Camano Coffee Millは手動グラインド式。粒度を変えるアジャスター付きのグラインダー部分は鋳鉄でできており、アメリカ ミズーリ州でひとつひとつ手作りされています。保存容器として使われるMason Jarが粉受けになっているあたりがMade in USAに拘っていることを象徴しています。

実際に使って見ると粉の粒度は比較的均一で、グラインダー部分に余分な粉が残りにくく、深めにローストした豆でも油分がつきにくくなっています。日本製のポーレックス セラミックコーヒーミルも使っていますが、こちらは汚れと油が溜まりやすく頻繁に分解清掃しないといけません。一方、Camano Coffee Millは年に数回しか分解していません。

シンプルな構造ですが、粉のクオリティは高く、メンテナンスの手間もかからない優れもの。そしてなにより見た目がかっこいい。これが一番大事なこと!

Red Rooster Trading Company
https://www.redroostertradingcompany.com

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