2018年3月、あまり見慣れない球体型のテントがThe North Faceから発売されました。
その名はGeodome4
アウトドアやキャンプ好きな人であれば
「これはアレの後継ね!」
とピンときたはず
The North Faceは、1975年にOval Intention、1978年にVE-24、1981年にNorth Star、1984年に2 Meter Domeという同種のテントを作っておりました。
そして2018年に登場したのがGeodome4
2 Meter Domeはマウンテンリサーチの小林節正さんが秘密基地で使われているので分かる人にはわかるでしょう(笑)
これらのテントの特徴は、それまでの三角屋根型のテントにあった支柱がないドーム型のテントであったということ
そして、その構造は「宇宙船地球号 操縦マニュアル」などの著作で知られる思想家・発明家 バックミンスター・フラーが考案したジオデシックドーム、通称フラードームという、正三角形で構成された多面体ドーム構造をもとにしていました
この三角形の構造は最小で最強の構造とされるもので、身近なものだと以前富士山山頂にあったレーダーとかもこの構造を採用していました。
バックミンスター・フラーの思想を、乱暴ではあるけれど、敢えて一言でまとめると
「人類が宇宙と調和して生きること」
私たちの宇宙船の上で、太陽その他の宇宙放射から絶えず燃料補給を受けている生命が、再生を行いながら続ける進化について考察するために、私は自分がこれまで見つけてきた強力なシステム変数を急いで目録にまとめたい。こうして適切な過程を踏んで行けば宇宙のこの場所に私たちがなんで生きているのか、その理由が突然理解できて、興奮してくるに違いない。今まさに宇宙船に乗って、そう、たとえば北アメリカのワシントンDCというこの球体デッキの上に立ち、宇宙船を操縦している自分の姿をはっきりと思い描けるかもしれないのだ。
バックミンスター・フラー著 宇宙船地球号 操縦マニュアル
バックミンスター・フラーのことは、こちらの記事に端的にわかりやすくが書かれております
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以前、房総フィールドに竹でジオデシックドームを作ろうと思って図面までダウンロードしたのですが、パワー不足で作らずじまいでおりました。
そう、このフラードームに以前から憧れがあったのです。
そして去年、このGeodome4が発売された時、それは、それは心踊ったのです!
ただ、小屋は既に完成していたし、今更テントがあってもなぁと思いスルーおりました。
しかし、ここ数ヶ月の意識変性を経て、再び大地の上で直接寝泊まりしてみたいと思い始めたのと、ここ房総フィールドで僕が感じている空気感みたいなものを他の人にも味わってもらえればという想いが芽生え、
ちょうど良いタイミングだ!
という流れで購入決定(笑)
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先週末に届き、本日有休消化で房総に来たので早速組み立ててみました。
オーナーさんのブログを読んでいたら、1人で組み立てるのは難しいと書いてありましたが、マニュアル見ながら1時間半ほどかけ1人で設営できました。但し、背が高すぎて黄色いフライシートをかけるのは断念。とりあえずむき出しのまま半日過ごしてみました。
日本の建築基準法で定められた最低天井高2100mmを基準に作られているので普通に立てます
スペック上は4名まで収容可能ですが、ゆったり過ごすには2名くらいがちょうど良いですね。
読んでいる本はフラーの代表作「宇宙船地球号 操縦マニュアル」←どんだけ好きなんじゃ(笑)
ペンタポールがアンテナみたいで宇宙と交信できてしまいそうです!
このジオメトリー構造のテントは、いままで僕が体験したテントとは明らかに違う空間を生み出していました
球体の中に包まれていて、母親の胎内にいるような感覚でもあるし、窓から外を覗くと宇宙船の中にいるような感じもします
布一枚で地面に触れている感触も心地良いし、あぁ、繋がっているなぁという感触を味わうことができました
想いが強すぎるのもあるでしょうが(笑)
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ということで、本日は日帰りなので泊まりませんでしたが、近々、天井の窓から星空を眺めながら一夜を明かしてみたいと思います!
まだ朝霜降りるから早くあったかくならないかなぁ
泊まってみたいという方いらっしゃったらLINE@にメッセください!
https://bosoalternativelife.com/announcement-boso-alternative-stay/
TheNorthFace Geodome4:http://www.goldwin.co.jp/tnf/special/Geodome4/
THE NORTH FACE ノースフェイス ジオドーム4 Geodome4