​ コンパクト濾過装置SAWYER MINI SP128導入 | 雨水タンクに溜めた水を飲んでみる



昨年の夏前に雨水タンクEASY Tank ET300(300リットル)を設置しました。
それまでは向かいの畑にある井戸をお借りして手洗いや畑の水やりをしていましたが、雨水タンクを設置してからはほとんどこれだけで賄っています。

コンパクト濾過器 SAWYER MINI SP128導入

コーヒーを淹れたり、たまにする小屋料理用の水はミネラルウォーターを使っていますが、せっかく貯めた水を飲料水として活用できないか思案しておりました。

雨水や自然の水を飲料水として使うには雑菌などを除去する必要がありますが、方法としては薬品を使うか濾過するかになります。
一般家庭用の濾過装置は基本的にカルキの除去を目的としているようで、僕のような使い方には適していません。

そこで登場するのがアウトドア用の濾過装置。
探してみるといろいろ種類がありますが、今回導入したのは手のひらサイズで10,000ガロン=37,854リットルを濾過できるSAWYER MINI SP128

[特徴1]ソーヤーのフィルターにはU字型の「ホロウ ファイバー メンブレーン」が入っており、無数にあいた0.1ミクロンの穴で水をろ過する仕組みです。これにより高性能且つ小型で軽いフィルターを作る事ができるようになりました。またその能力は非常に高く、バクテリアや微生物など有害な病原菌を除去する能力は薬品を入れる方法以外では世界最高レベルの製品です。※当フィルターでは水に溶けているカルシウムやマグネシウム、重金属といった溶解固形分やウイルスは除去できません。
[特徴2]付属のストローや0.5Lのパウチにセットできる他、ハイドレーションにセットしたり、標準的なペットボトルにセットすることができます。またボトルに組み込まれたタイプのフィルターと異なり、パウチやペットボトルを利用することで手持ちの水筒や容器にきれいな水を溜めて持ち運ぶ事が可能です。
[特徴3]ソーヤーのフィルター内部の構造は非常に強度の高い構造なので付属の注射器(針無し)を使って取水口側から通常とは逆方向に水を流すことでフィルターの清掃を行う事ができます。
アマゾン正規代理店ページより引用:http://amzn.to/2k7DEfc
公式サイト:https://sawyer.com/

パッケージの構成は、SAWYER MINI SP128本体、0.5リッターの袋(水をこの袋に入れ、本体を取り付け水を吸って飲むためのもの)、洗浄用の注射器とホースの4点

付属のホースは若干取り付けにくいので7m x 10mのシリコンチューブを別途購入したほうが良さそうです(アマゾンを見ると「よく一緒に購入されている商品」に出てきます

コーヒーと緑茶を濾過してみる

注射器の使い方が間違っていますが、ひとまずコーヒーと緑茶を濾過して実力を確かめてみることにします

コーヒーは若干色が薄くなりました。味はだいぶ薄め。

続いて緑茶。これは明らかに色が薄くなっています。もちろん味も薄め。

雨水タンクの水を濾過してみる

実力は実感できたので、早速本題の雨水濾過にチャレンジ

雨水タンクの中は内面と底面に汚れはあるものの、水自体は透き通っています


左が濾過した水、右が雨水オリジナル

フィルターを通してみたものの、見た目では変化はわからず
(フィルター清掃せずにやったので若干コーヒーの色が残っておりますが・・・)

意を決して飲んでみましたが、無味無臭でなかなかいけます(笑)

1日半ほどたちましたが、特にお腹に変化もないようなので、人体実験は成功のようです!

これで事実上、水の自給も可能になり、房総フィールド国の独立も間もなくでございます(笑)

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