#14 Anker PowerDrive+ 3 シガーソケットUSB充電器

普段あまり意識していないかも知れませんが、クルマは走る発電所なのです。

ガソリンを燃やして走るクルマにはオルタネーターという発電機が付いています。ガソリンと空気を混ぜた混合気を爆発させるスパークプラグに電気を送るのが主たる目的で、エンジンが回転している間はずっと発電を続けています。余剰電力はバッテリーに蓄電され、始動時にセルモーターを回したり、アクセサリー用電源として利用される仕組みになっています。

この余剰電力を有効活用しない手はありません。クルマで移動しているときはシガーソケットにUSBチャージャーを刺してiPhone、iPadはもちろん、デジカメやドローンなどを充電しています。(余談ですが全ての家電製品はバッテリーを内蔵しUSBで給電できるようになればよいのにと常々思っています)

このAnker PowerDrive+ 3はUSBポートが3つ付いているチャージャー。同様の製品は数多くありますが、このコンパクトサイズで3ポートあるものは意外と少ないのです。1ポート2.4A x 3 最大7.2Aで供給可能で、東京↔︎房総間を移動している間に大半のデジタルガジェットは充電できてしまいます。

こういった小さな電力を自給することを「マイクロ発電」と勝手に名付け、オルタナティブライフのテーマのひとつにしています。電力会社への依存度を少しでも減らし、エネルギーの自立を目指すマイクロ発電。手軽に始められるクルマの余剰電力を活用する方法は取っ掛かりとして良いかもしれません。

ただし、この仕組みを活用できるのはクルマがガソリンで走っているまでの話。近い将来EV(電気自動車)に取って代わられると、自家発電した電気をEVに貯める仕組みを考えないとマイクロ発電にすらなりません。かなり大掛かりな仕組みになりますがそれはそれで楽しそうです。自分で作ったエネルギーで移動するなんて夢があるじゃないですか!

Anker
https://www.anker.com/jp

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