畑と雑草堆肥の土壌診断 2017年11月

今年の春からphメーターとECメーターで土壌コンディションの見える化をしています。本日は11月の結果記録。

畑の土壌診断

畑の区画ごとに3〜5ポイントの測定を行い、その平均値をグラフ化しています。
計測を開始してから半年が経過した時点で見えてきたことは、EC値は全般的に低く、pH値は概ね適正値範囲内。EC値は土壌に含まれる養分(主に窒素)の残存量。砂質の土の適正値は1〜1.5mS/cmと言われているのでそこをスコープにしていますが、現状畑の平均値は0.06mS/cm。養分が足りていないことがわかります。

これはまだなんとも言えないですが、キウイ、はやとうり、ゴーヤを植えた畑のEC値が比較的高く、徐々に上昇しています。他の区画と異なるのは、今年春に開墾した際、堆肥化した雑草と炭を混ぜ込んでいました。もしかすると、雑草堆肥は養分補給としては有用なのかもしれません。もうひとつ、EC値が高いところはpH値が低く酸性傾向になることもわかってきました。

雑草堆肥の土壌診断

雑草堆肥を作り始めてから2〜3ヶ月するとEC値がぐっと高くなる傾向があるようです。一旦、目標値1.0〜1.5mS/cm以上に上がりますが、その後徐々に下がり始め6ヶ月目だと0.5mS/cm前後に落ち着きました。
pH値は1ヶ月程度経つと4.0〜5.0前後と一気に酸性に傾きます。
菌類や微生物、昆虫などが雑草を分解していく過程で酸を出ているからなんでしょうかね?人間の身体でいうと胃酸が食べ物を溶かすような感じなのかな?このあたりは素人なのでわかりません。。。

雑草堆肥を畑に投入

先週末に半年間熟成させてた雑草堆肥を玉ねぎ用の区画に投入したので、またしばらく経過を追って見ることにします。

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